笑って自分の気持ちに正直に生きるためのITライフスタイルを構築中のsoraです
心も体も限界なのに、「まだ頑張れる」と無理してしまうこと、ありませんか?
私もかつて、そうでした。毎日不安で、イライラが募り、家族にも優しくできない…。
でも、一度立ち止まったことで見えてきたものがあるんです。
この記事では「退職」や「休職」を選択肢として考えることの大切さを、実体験をもとに綴ります。
心と体からの「もう限界だよ」のサイン

気づかないうちに、心と体は「もう無理だよ」とSOSを出していることがあります。でも、その声を聞かずに無理を重ねてしまう人も多いんですよね。私自身も、まさにそうでした。

なあsora、当時のsoraってどんな感じだったん?



ほんとにね、朝から動悸がして、胸が痛くて。イライラもひどくて、家族にあたっちゃってた…。



それ、完全に黄色信号やん…。でも、そんな時って「もっと頑張らなきゃ」って思っちゃうんだよな〜。



そうなの。それが一番しんどいんだよね。
- 夜中に一度考え出すと眠れなくなる
- 食欲がなくなる
- 動悸や胸の痛み
- 感情の起伏が激しくなる、毎日イライラしている
- 家族や周囲に当たってしまう、優しくできない
- 部屋で奇声を上げる
- 集中力がなくなる、思考がまとまらない
- 頭が真っ白になりフリーズする
- ふとした瞬間に涙が出る
- 普段はできない箇所に湿疹ができる
- 休みも仕事の事が頭から離れない
私が「これはまずいかも」と自覚し始めたのは、動悸と胸の痛みが毎朝のように起きるようになってからでした。
こんなに慢性的に胸の痛みが続いたのは初めてだったので本当に心筋梗塞が起きる前ぶれなんじゃないかとも。
毎日イライラしながら生きていて何が楽しいんだろうって。休日になっても気分が晴れない。そんな日々が続いて、「もうダメだ」と思いながらも、なぜか辞められない。我慢してしまう。——あの頃の私は、自分の気持ちよりも「まだやれるんじゃないか」とか「まだ辞めるわけにはいかない」といった思いでいっぱいでした。
でも、今振り返って思うのは、あの体の不調は自分の心が出していた最後のサインだったんですよね。体の異変は心からのメッセージ。真面目で責任感のある人ほど、「まだ大丈夫」と思い込もうとしちゃう。でも、本当に大事なのは、「今の自分は本当に大丈夫か?」って問い直すことだったなって思います。
無理して続けた結果、待っていたのは…


限界を超えてまで我慢し続けると、心だけでなく体もどんどん蝕まれていきます。それでも、「辞めるのは甘えだ」と自分を責めていたあの頃。気づけば、どこにも逃げ場がなくなっていました。



でもさ、「辞める」って言葉って、めちゃくちゃ重くない?



うん、当時はやっぱり重かった。



でも、それくらい追い詰められてたんやな…。



ほんとに。自分が壊れるまで気づけなかったんだよね。
- 「辞めたら終わり」と思い込んでいた
- 毎日、不安と焦りでいっぱい
- 自分を責め続ける日々
- 周囲の期待に応えられない罪悪感
- どんどん自分を見失っていった
- 侮辱とも取れる否定的で辛辣な言葉を日常的に受ける
仕事を辞める、あるいは休むという決断は、当時の私にとって「すべてを失う」ような気がして、怖かったです。
エンジニアとして今後のキャリア、家族への責任感、周囲からの評価。そういったものが一気に崩れ落ちてしまうんじゃないかって、そんな不安に押し潰されそうでした。
でも実際には、崩れたのは「無理して保っていた仮の自分」だったんですよね。本当の私はもっと脆くて、繊細で、助けを求めたかった。休むことで、ようやくその声に気づけた気がします。
休むことで見えてきた「本当の気持ち」


退職や休職をした直後は、不安と後悔でいっぱいになります。でも、心と体の緊張がゆるみはじめると、少しずつ自分の内側に向き合う余裕が生まれてくるんですよね。



休んで最初はどうやった? 楽になった?



1ヶ月半ぐらいはまともにPC触れなかった。
そこから部屋やデスク環境を整理して気分を替える事から始めたんだ。
そうしたらPCに触れた。



おお…心がちょっとずつ回復しとったんやな。



うん、環境が変わるとやっぱり気分も少し晴れるよね。
働いていた時と同じ環境では無理だった。
- 心と体に余白ができる
- やりたいこと、やりたくないことが明確になる
- 自分の価値観が整理されていく
- 働き方や生き方を真剣に考える
- 今まで押し殺してきた自分の気持ちに耳を傾ける
休職してからしばらくは、「このままでいいのか?」という不安でいっぱいでした。でも、少しずつ生活のリズムが整ってくると、感情に振り回されなくなってきたんです。何でもない日常に、ちょっとした喜びを感じられるようになっていきました。
そのうち、「自分は本当はどうしたかったんだろう?」と考える余裕が生まれました。嫌だったこと、我慢してきたこと、そして「もっとこう生きたい」という希望。それらが少しずつ形になってきたんです。そうしてようやく、自分の人生を取り戻す準備ができてきたように思います。
退職=逃げではなく「自分に戻る」選択


退職というと「逃げ」「負け」と言われがち。でも実際は、自分の心と体に正直に向き合った「再スタートの決断」でもあるんですよね。



周りの目とか、気にならんかったん?



正直そんな事考えられる余裕なんかなかったよ。
ある時「あ、これもうだめだ」と瞬間思った。そこからもうダメだった。



生きるか、壊れるか、やもんな…。



そう。壊れてしまったら、何も残らないって気づいた。
- 逃げじゃなく「守る」ための選択
- 正直な気持ちに従うことの大切さ
- 新しい人生の準備期間
- 自分にとっての「納得できる働き方」を探す第一歩
- 誰かの価値観じゃなく、自分の物差しで決める
退職の意思を伝えた日は、正直、ものすごく怖かったです。でも、それ以上に「これ以上ここにいたら、私は壊れてしまう」という確信がありました。結果として、辞めてよかったと心から思っています。
誰かに合わせるための人生から、自分のための人生へ。そう切り替えるためには、一度ゼロに戻すことも必要だったんだと思います。退職は「終わり」じゃなく「再出発の準備」。今だからこそ、そう言えます。
少しでも前向きな一歩を踏み出すために


「辞める」「休む」決断をするのは勇気がいります。でも、立ち止まったことでしか見えない景色もある。大切なのは、焦らず、自分のペースで動き始めることだと思います。



soraは、その後どうやって前向きになっていったん?



うん、毎日散歩やドライブしたり、日記を書いたり。試したい事色々試した。少しずつ「自分を取り戻す時間」を増やしていったかな。



特別なことせんでも、心が整うんやな〜。



ほんとにね。小さなことでも、「自分が今、何を感じてるか」に目を向けるだけで、全然違った。
- 日記やメモで気持ちを書き出して整理してみる
- 自己理解、自己分析で自分の本当の気持ちを確認する
- 無理に元気になろうとしない
- 自分を責める言葉を減らす
- 自分の気持ちに耳を傾けてやりたいと思った事をやってみる
再出発には時間がかかります。でも、それでいいんです。人によってスピードは違うし、「こうあるべき」という形もありません。大切なのは、他人と比べず、自分のペースを大事にすること。
私も、小さな習慣を積み重ねることで、少しずつ前を向けるようになりました。焦る気持ちが出てきたら、「よく頑張ってるよ」って自分の気持ちを肯定して大事にしています。読んでくださっているあなたにも、そんなやさしい時間が訪れることを願っています。
まとめ
退職や休職は、決して「終わり」ではなく「はじまり」の選択肢。心と体が限界だと感じたら、無理を続ける前に、一度立ち止まってみてください。
「自分を守る」という勇気ある一歩が、きっと未来のあなたを助けてくれます。
無理せず、焦らず、自分の気持ちに正直に。
そんなあなたの一歩を、心から応援しています。
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